＃転職　記事④　60代女性　リスキリングで転職へ

自分の適性とリスキルする分野と決める

60代女性　リスキリングで転職へ

６０代を過ぎても転職することはできます。60代という年齢は、やってみたいと思うことに思い切ってチャレンジできる年代だったと感じたことです。もちろん、人によっていくつになっても可能だとは思います。でも、平均的は健康年齢を考えると気力・体力ともに60代～70代前半がまったく新しい仕事にもチャレンジできる年代だと思っています。

私が長年勤めた会社を辞めることを考えたきっかけは、勤務していた会社が希望退職者募集です。

ただ、辞めることをかなり迷いました。再雇用契約もできて高齢者雇用継続給付金も受給できていました。年収は半分になりましたが安定していて、在宅勤務も可能な勤務先だったからです。
そんな良い条件を辞めてしまっていいのか？

含めた勤続40年の会社を辞め、退職した年齢は61歳10ヶ月。
特に資格もなく、販売の事務職が長かっただけでは転職することは難しいことは明らかです。

それでも辞めようと決めたのには、リスキリングして長くできる仕事がしたいという目標ができたからです。
「ホームページ関連やライティングのスキルを習得したい」
「そしてそのスキルで、自分のブログを作りたい！」

漠然とした思いでしたが、退職してからすぐにハロートレーニングに申し込み３ヶ月間の講習を受けました。

目指した就業条件と理想の働き方について

基本的なコンピュータスキルの向上

ブラウジング、メールの使用、ファイルの管理など基本的なコンピュータスキルを強化する必要がありました。これまで使用していたマイクロソフトオフィス（Word、Excel、PowerPoint）だけではなく、Google（スプレッドシート、ドキュメント、スライドなど）やチャットツールなど新しいコミュニケーションを利用できるようにしています。

HTMLとCSSの基礎学習は難しいけど達成感あり

HTMLとCSSはWEBデザインの基本です。ハロートレーニングのWEBデザイナーコースを受講し、オンラインで無料のコースやチュートリアルを利用して基本を学んでいます。
現在はWordPress（ワードプレス）やMovable Type（ムーバブルタイプ）のCMSを使って仕事をしていますが、見様見真似でページを作成していてもなんとか更新できることも増えてきました。HTMLはWEBの情報を調べれば色々な答えが見つかったり、勉強した気分になったりします。

個人のブログの開設で文章を書いて文章力を上げる

WordPressを利用して自分のブログを開設し、定期的に記事を書いています。これはライターとしてのスキルを磨く一環としてはとてもいいトレーニングになると思っています。
記事の書き方や文章の構成など、この年齢になって知ることも多くて驚きます。読書感想文も作文も大嫌いだったのに、何故今は文章を書くことを調べたり、本を読んだりするようになったのかは自分の中の「謎」となりました。
ただ、他のページにも書いたのですが、文章を書くと「文章を書く時間は自分自身について考える時間になって、気持ちが落ち着く。」ということかもしれません。

ブログを書いて、誰かが何かのヒントになればいいと思うので、今後はSEOなども学んだり、Googleアナリティクス４を活用して発信できればうれしいことです。

週４日、１日５時間の契約社員で働く

2023年度時点で社会保険に加入できる条件を提示しつつ、ホームページ更新、SNS広告運用、ニュース記事原稿作成などまさに学んだことが活かせるの仕事を見つけることができました。自身のスキルと経験をアピールポイントにし、粘り強く探しました。
60歳を超えてからの転職は希望する職種はなかなか見つかりません。今回の転職は運が良かったのかもしれませんが、2023年3月で退職し、5月にハロートレーニングを受講することを決めて、6月～8月までホームページを更新できるスキルを身につけられたことが職場の求人にマッチして入社することができました。
それでも、何か目的を持って求職活動したことがモチベーションも保てたのではないかと思います。

60代女性　転職して良かったこと

新しい仕事での学びと喜び

毎日が新しいことを覚えて、それをコツコツ積み上げていくということがとても新鮮です。

以前の職場では「この分野のことならほとんど知ってるでしょ」という感じで聞かれることのほうが多かったのに、今ではまるで新入社員のように教えてもらいながら小さな学びがウレシイと感じます。

そして、会社でのスキルと趣味のブログ記事を書けている。たった１年のチャレンジで新たな出発ができました。

60代女性　新しい一歩に込めた想い

お給料などを考えれば、長年勤めていた会社に残って頑張ったほうが良かったと思ったりもします。でも人生をさらに「あ～楽しい」と感じられるようにするために新しい一歩を進めてみることも人生の彩りになると感じます。